『クローズアップ現代+』
セックス・若者たちの本音 ~世界のミレニアル世代調査~
あなたにとって、セックスとは?
「心も体も幸せであれる何か。」
「心を開かないとできない、隙を見せちゃう行為。」
セックスについての本音を、勇気を出して語り始めた若者たちがいます。
大学生「生活や健康の一部として、考えたり話したりできる社会になってほしい。」
20代女性「女性は“性に対して受け身であるべき”みたいな。私がそれを変えてやる。」
「性的な欲求を持つこと、それによってどこか罪悪感を感じて生きていたり。」
「何が正解で、何が不正解なのか、考えてもよく分からない。」
セックス・若者の苦悩 情報と対話 不足のなかで
26歳女性「性欲を処理するために自分っているのかなと、どんどん自信が持てなくなった。」
26歳女性「幼いころから、“恥ずべきもの”という感覚とか“口にするべきことじゃない”というような大人たちの姿勢を感じてきた。」
22歳男性「僕は学校とかでは教わってないので、何が正解で何が不正解なのかというのは、考えてもよく分からない。」
22歳女性「私は『性=悪』という環境で育ってきた。親も普通にやっていることなのに、何で隠すのという疑問が一番にきました。」
30歳男性「どういうセックスがいいかと言われたら、DVDを見ることでしか学べない。」
31歳女性「今のAVとか、男性が出したら終わりみたいなところがすごく強い。私もそれが普通だと思っていたから、自分が気持ちよくならなくてもしょうがないかな、みたいな。一番物申したいのは、『ポルノは“教科書”じゃないよ!』。」
25歳女性「(男性が)すごくしたいっていう気持ちは分かるんですけど、相手の気持ちを考えずに自分の欲求だけで動いているのもすごく怖いな。」
「言えます?嫌だって。」
25歳女性「言えないです、基本的には。言ったら向こうも傷つくというか、プライドがあると思うので、傷ついちゃうんじゃないかな。」
30歳男性「否定されたら怖いじゃないですか。自分で思い当たる節があったときが怖いなと思うので、聞かないようにしています。」
26歳女性「嫌われてしまうんじゃないかと思って、演技というか、声を演技として出しているのがすごく罪悪感を感じていたんですね。罪悪感を感じるのもきつくて、性行為に対しては苦手意識がある。キスだったりハグだったり、それで十分だと私は思います。
30歳女性「(彼は)たぶんAVで見て、これがいいんだろうなというのをやっていて。何か怖かった。アナルに指入れたりとか、どんどんおもちゃも入れるし、セックスの最中なので雰囲気壊すかなと思って、私も『本当に大丈夫なの?』と言えない。」
ある日、女性が産婦人科で検診を受けると、医師から思わぬことを告げられました。“膣(ちつ)が汚れている。”
30歳女性「びっくりして『何でですか?』って聞いたら『とりあえず汚れているからこれ(薬)飲んで』『膣洗浄に来てね』みたいな。」
30歳女性「嫌だとか痛いとか言っても結局やめてくれなかったり、されたりが多かったから、これからつきあう人にも、そういうふうにされることがあるんじゃないか。相手を慈しみ合うほうに、そうなれたほうがいいかなって思います。」
[via:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4159/index.html]