後藤真希 最新写真集『flos』の過激カットがAI動画化され拡散
過激カットが話題に
タレント・歌手の後藤真希(39)が11月29日に発売した芸能デビュー25周年記念写真集『flos』(講談社)が、衝撃作として話題をさらっている。
美ボディを惜しみなく披露した3年前の写真集『ramus(ラムス)』から、さらに進化した同作は、「自分自身をほどくリラックス時間」をテーマに、冬の山形、夏の韓国・済州島でロケが行なわれたという。
後藤の自然体でエイジレスな魅力を放つショットが先行カットとして公開されると、発売前に早くも3刷が決定。
発売後はアマゾンの「タレント写真集」部門で1位、書店によっては“お一人様1冊まで”の購入制限がかけられるほどの注目度だ。
実際に写真集を見た人たちからの反響が止まらない理由の一つに、その“大胆さ”がある。出版関係者が、とりわけネット上で話題になっているショットについて言及する。
「なかでも注目の的となっているのは、後藤さんが素肌にTシャツ一枚という姿でプールに入り、無邪気に水と戯れるショットの数々です。写真集の電子版から画像がX上で拡散されてしまったかたちと考えらます。
それ自体、非常に良くないことなんですが、シャツが肌に貼り付き、ボディラインがくっきりとわかる、今回の写真集でもかなり過激な一枚に、Xでは《色気やばいなゴマキ》《シンプルに可愛すぎる》といった称賛が続出。
Xでは、“#後藤真希”というハッシュタグがトレンド入りする事態になっています」
Xトレンド入りの裏事情
Xのタイムラインに流れてくる後藤のショットには、あまりの美しさに《もはや芸術》という声や、あまりにも整った美しさに《AIだと思ったら後藤真希だった》という声も上がっているが…。
そんななか、実は今、まさにAI作成されたと思しき後藤の動画が登場し、拡散されているのだ。
「11月30日にXに話題となったプールシーンの画像の“動画版”を投稿するユーザが出現。
話題となったプールでのシーンで、後藤さんがバシャバシャと水遊びをする動画が公開され、44万ものビューを集めています。
まだ、写真集の公式SNSアカウントが発信したオフショット動画でもないですし、《ゴマキの写真集、写真集なのに動いてる画像あるのなんで?》と混乱する人もいますが、写真集の画像を元にAIに生成させた動画でしょう」(前出の出版関係者)
【XでのAI動画】
話題のゴマキ
目が離せない!#ゴマキ#後藤真希#ゴマキ写真集#後藤真希写真集https://t.co/LSYnTz1X9W— ハニー (@BeccamBot) December 1, 2024
芸能人をAI加工することのリスク
AI技術の発達により、人物を動かすことも容易になったのは事実だが――ITジャーナリストの三上洋氏は、当サイトの取材に対し「芸能人の写真をAI加工することのリスク」を指摘する。
「今までも芸能人のフェイク画像はネット上でも出回っていました。さらに動画でも、AIを使って元の動画に別の方の顔を合成し、まるで本人が動いているかのように処理するディープフェイクが出回り、問題視されています。
そしてここ1~2年の間に増えているのは、元の画像から動きをつけるもの。生成AI技術の進化により、画像の動画化が非常に簡単にできるようになりました。
たとえば人物画像であれば、まばたきをさせたり、首をかしげたりといった動作をさせることが容易になりました」(三上氏=以下同)
いくら動画化が手軽になったといえど、その元となる画像が商業的に出版されたタレントの写真集で、なおかつSNSに公開するとなると、三上氏いわく「二重にアウト」だ。
「出版物そのものの改変ですから、著作権侵害として明らかにNGです。ただ、本当の問題はディープフェイクが暴走しかねないということです。
ネット上でフェイクが出回った結果、後藤さんの顔やボディラインを学習した後藤さんのモデルみたいなものができ、いくらでも新しいAI動画が作れてしまう」
フェイク動画がネット上に出回れば出回るほど、AI側はそれをどんどん“学習”する。現状、それに歯止めをかける方法がないというのだ。
「タレントさんの写真を“二次利用”した場合に、問題となるのは3点。1つ目は著作権侵害ですが、すでに学習しちゃっているものだと大元の著作物が見えにくくなり、その侵害を証明するのが難しくなります。
2点目は、肖像パブリシティ権。タレントさんの顔を勝手に商業利用するということですね。ただ、お金儲け目的ではなく、SNSで流しただけの場合にこの侵害に当たるのかどうかは議論が分かれます。
3点目は人格権です。簡単にいえば個人の肖像を無断で使うなという話ですが、フェイク動画はこれに相当する具体的な法律がないので、いちいち裁判を起こすことになります」
ただし三上氏は、「一つひとつの投稿を取り締まってもいたちごっこになる」と話す。
「裁判を起こして削除させることはできても、キリがありません。結局、プラットフォーム側の問題ですよね。
明らかな人格の侵害をしているわけで、各プラットフォームがガンガン消す方向になってもらわないといけないのですが、法律がないと消させるのも難しいですね」
AIの進化により発生する問題は深刻さを増している――。
[via:ピンズバNEWS]
https://pinzuba.news/articles/-/9059
【PR 後藤真希】