韓国芸能界で、またもや“性上納”事件が発覚した。しかも、今回の舞台は韓国国内ではなく、アメリカ・ロサンゼルスだ。芸能人までもが遠征性売買していたという事実は、大きな波紋を呼んでいる。
ソウル地方警察署の国際犯罪捜査隊の3月4日発表によると、芸能プロダクションを営むカン容疑者とその社員パク容疑者は、昨年3~7月にロサンゼルスで韓国人実業家A氏に、歌手X嬢をはじめ、芸能人志望者1人、無名女優1人、モデル1人など計4人の女性たちをあっせんし、性売買をさせていたという。
両容疑者は、2月23日にも別件の性売買容疑で逮捕されており、女優ソン・ヒョナの“性上納疑惑”に絡んでいた人物でもある。つまり、今回は彼らのさらなる悪事が明るみになったわけだ。
2人は昨年4月にXをロスに呼びつけ、A氏にあっせん。A氏はその対価としてカン容疑者に3,400万ウォン(約340万円)を支払ったが、カン容疑者はその一部だけをX嬢に渡し、残りは自分のものとした。
また、5月には前出の女性のうち2人を呼んでA氏にあっせんし、その対価として2,700万ウォン(約270万円)も得ている。しかも、計3回3人の遠征費用はすべてA氏持ち。往復航空券やロス滞在中の宿泊費まで支払わせていたという。
性売買費用を含め、その総額9,000万ウォン(約900万円)。カン容疑者は、そのほとんどを自分のポケットに入れていたという。
ちなみにこのカン容疑者、もともとはスタイリストで、芸能プロダクション経営とは名ばかりの悪質ブローカー。経済的に苦境にある芸能人に接近してまずは金を貸し、その借金を一気に返済できる方法があるとして性売買をあっせんするのが手口らしい。
なんでもX嬢は、カン容疑者に500万ウォン(50万円)の借金があったという。
注目すべきは、そのX嬢が、誰もが名前を聞けばすぐにわかる人気歌手だということだ。
ガールズグループ全盛時代に珍しく、ソロ歌手としてデビュー。つい数年前までヒット曲を飛ばし、日本のステージに立ったこともあるだけに、メディアやネット民はもちろん、業界関係者にも衝撃を与えている。
とある音楽業界関係者は「朝鮮日報」の取材に対し、こう応えている。
「X嬢は芸能界で成功し、多くのお金を稼いだはずなのに、お金のために性売買したということが理解できない。普段からクールでまっすぐな性格の彼女を知っているだけに、余計に信じられない」
すでに彼女は今年2月に警察の取り調べを受けており、遠征性売買の事実を完全否認しているようだが、警察はカン容疑者がさらに多くの芸能人たちに性売買をあっせんしていた可能性が高いとみており、今後さらに捜査を拡大させる方針だという。
[引用/参照/全文:http://www.cyzo.com/2016/03/post_26995_entry.html]