能年玲奈(22)が完全にテレビから消えた。
昨春に独立騒動が発覚して事務所と衝突したことをきっかけに、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で巻き起こしたフィーバーぶりがウソのように仕事が激減。
3年半にわたってレギュラー出演していたラジオ番組も降板し、唯一テレビで彼女の姿を拝めるのは「かんぽ生命」のCMだけだった。
だが2月末、女優の高畑充希(24)が同CMの新イメージキャラクターになることが発表された。
高畑は今年4月スタートのNHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主演が決定しており、くしくも朝ドラ女優同士のバトンタッチという構図に。これによって能年は完全に「仕事ゼロ」の状態になった。
「CMは契約満了による終了ですが、能年の続投という意見はまったくなかったようです。すでに能年が事務所を離れることが確定的になっているため、再契約という選択肢は消滅していた。
事務所サイドは能年とまともに連絡もとれない状態。両者の溝が埋まることはないようです」(芸能関係者)
当の能年はといえば、唯一の発進の場であるブログの更新に熱を入れている。昨年からハロウィンやクリスマスなどイベントごとに趣向を凝らしたコスプレを披露し、今年2月の節分は鬼と豆まき役の一人二役でストーリー仕立てという手の込んだ演出だった。
さらに3月3日には「お澄ましひな祭り」と題し、着物姿のあでやかな写真を大量に掲載。お気に入りの店で竹久夢二の描く女性を意識したポーズで撮影したという。
この2日前には「もうすぐひな祭りだー。楽しみ」と綴っており、かなり気合いの入った撮影であったことをうかがわせる。
だが、これは仕事ではなく単なるブログ用の写真。それを楽しみにしていたというのだから、かなりヒマを持て余しているのではないかと思えてくる。
もはや「消えた」といわれている能年だが、今年6月に現事務所との契約期間が終了。そうなれば晴れて自由の身となり、待ちに待った復帰が可能になる。
個人事務所で再スタートするにしても別の事務所に移籍するにしても、夏から動くためには今から準備に忙しいはず。それなのに業界内では能年が具体的に動いたとの情報がなく、のほほんとブログを更新しているだけなのが不思議だ。
「当初は小泉今日子(50)の個人事務所に移籍するとの話があり、それがまとまれば強力な後ろ盾を得られるはずでした。しかし、あまりにゴタゴタが長引いているために小泉はトーンダウン。
他に能年を預かりたいという事務所もなく、結局は自力で独立する線が濃厚になった。となれば余計に準備が大変なはずですが、独立したところで仕事できるメドが立ってないんです」(前同)
能年の現事務所「レプロエンタテインメント」は新垣結衣(27)やマギー(23)らを擁するバーニング系列の大手。業界への影響力は大きく、レプロと揉めた能年は非常にオファーしづらい存在。
当然、業界への根回しも進んでいることだろう。
それでも今まではできなかった汚れ役であれば需要はありそうだが、能年は「戦争もの」「犯罪者役」などは本人の強い希望でNGとされ、性的なシーンもキスですら「疑似」しかしなかった。
そのような「清純派」であれば旬の若手女優は山ほどいるだけに、わざわざリスクを犯して能年にオファーするメリットが制作側に感じられない。せっかく契約が切れるのに独立が上手く進んでいないというのも、さもありなんといったところだ。
さらに、能年が心酔する魅力開発トレーナーの女性A氏の存在もネックになっているという。
「A氏とその夫が能年の窓口になっているのですが、あまりオファーを受けようとしていないフシがある。むしろ、芸能界と距離を取らせようとしているような状態。A氏よりも夫の意向が強く、そのコントロール下にある限りは復帰するのも容易ではないかもしれません」(前同)
『あまちゃん』放送時は100年に一人の逸材と呼ばれた能年。そのキャラクターは唯一無二の存在であり、せっかくの旬の時期を棒に振っている現状を惜しむ声はいまだに絶えない。
あの笑顔を再び我々に届けてほしいと願ってやまないが、そう簡単にはいかないのが芸能界の恐ろしさといえそうだ。
[引用/参照/全文:http://news.livedoor.com/article/detail/11255927/]