中村静香『金魚妻』で大胆な役に挑戦したきっかけは上戸彩
グラビアアイドルとして人気を博し、現在は女優として活躍している中村静香。今年2月に配信されたNetflixシリーズ『金魚妻』では、禁断の不倫愛に足を踏み入れる人妻を演じ、新境地を切り開いた。《中略》
女優として経験を重ねている中で、女優業に対する思いも年々強くなってきているという。
「何かきっかけがあって劇的に強くなったというのではなく、徐々に増している気がします。
私もドラマや映画を見て楽しい気持ちになって今日一日乗り越えられたり、自分の悩みと作品で描かれる悩みが似ていたら『つらいのは自分だけじゃないんだから頑張ろう』って勇気をもらえるので、自分もそれを届けられる人になりたいなと思うようになりました」。
また、今年2月に配信開始となったNetflixシリーズ『金魚妻』への出演は喜びが大きかったという。
「すごく私は運がいいなと。事務所の先輩の上戸彩さんがやられていた『昼顔』が大好きで、大人の恋愛作品に出演したいという憧れがあったので、『金魚妻』のお話をいただいたときはうれしかったです。
禁断の不倫愛ですが、並木道子監督がすごくきれいに撮ってくださって、安心して身を預けて撮ることができました」。
そして、「もっと若い頃だったら露出が多いことに抵抗があったかもしれませんが、作品と私の今の年齢がちょうど合ったのだと思います。だからこそ運がいいなと感じました」と述べ、
「『金魚妻』で演じた役と同じように悩んでいる主婦の方が多かったり、このセリフ刺さるわっていう反響をいただいてすごくうれしかったです」と反響も喜んだ。
現在33歳の中村。30歳前後は悩みがちだったが、そこを脱したという。
吹っ切れたきっかけの一つが『金魚妻』だった。
「まさか33歳で憧れていた大人の恋愛作品に出られると思っていなくて、どうなるかわからないんだから今を楽しもうと思い、落ち込む期間は終わりました」。
“30歳の壁”を乗り越え、前向きな気持ちが増した今。今後についてはどのように思い描いているのだろうか。
「役や作品はご縁だと昔から事務所の方に教わっていたので、ご縁とタイミングだなと思っています」
「『金魚妻』で演じた主婦役に共感してもらえてすごくうれしかったですし、『まだ私の体で興奮する人がいるのか確かめたかったの』というセリフが刺さりましたという声が届いてやりがいを感じたので、みんなが悩んでいるであろう悩みを抱えた役を演じて、みんな同じようにつらいんだなって、少しでも癒やすことができるような作品に出られたらいいなと思います」
童顔で可愛らしいビジュアルも人気の中村。「いつになったら自分の年齢に顔が追いつくんだろうって。ずっと追いかけています」と笑い、「素敵なシワの多い、たくさん笑ってきた人生のおばあちゃんになりたいなと思っています」と話した。
そして、「永作博美さんや石田ゆり子さんが大好きで憧れています。変わらぬキュートさが素敵だなと思って」と永作と石田への憧れを告白。
それは単なる外見の可愛さではなく、内面からにじみ出る可愛さに憧れているのだという。「内面がいつまでも少女のように可愛らしい。年を重ねても可愛らしい柔らかい雰囲気をお持ちで、そういう女性になりたいです」とキュートな笑顔で語ってくれた。
[via:マイナビニュース]
https://news.mynavi.jp/article/20220504-shizuka-nakamura/
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