「私はプライドを捨てられない」宇垣美里が苦労の道を選ぶ理由
「自分らしく生きる」ということは、かんたんなようで難しい。フリーアナウンサーとなり、次のステップへと歩みはじめた宇垣美里から見えている世界は、もしかしたら私たちとは少しだけ違うのかも。
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自他ともに認める気位の高さ。
「なめられるのが嫌い」と言ってはばからない傲岸(ごうがん)さ。
心の中で舌を出しながら頭を下げ、バカなふりして何にも気づいてないかのように振る舞うほうが、よっぽどピースフルで波風立たず、かえって自分の株を上げると分かっていても、できない。
私はプライドを捨てられない。
性別や出身地や年齢といった、本人にはどうしようもないことで馬鹿にされたり、足を引っ張られたり。
そんな不条理に対しては、必ず落とし前をつけなきゃ気が済まない。
倍返しとは言わないけれど、目には目を、歯には歯を。
等価交換くらいはしないとね。
なんて、私は大人になりきれていないんだろうか。
それならそれで一生クソガキでかまわない。
自分の守りたいルールやプライドや、信念を捨てて、残るものなんて何にもないと思うから。
そんな大人なんて、ただ生きてるだけのゾンビと変わらない。
プライドを捨て愛玩動物として生きればどれほど楽だったか、と思うこともあるだろう。
でも、私は知っている。自分の稼いだお金で食べる寿司は何よりも美味しい。
私はプライドが捨てられない、そんな無様で不器用で愚かな自分が好きなのだから、これからも進んで苦労をしよう。
道なき道を進んでいく行程で、せめてその後に続く人のために、少しでも道が開けていればいいな、と思う。
[via:ViVi]
https://www.vivi.tv/post136957/