申し訳なさと不安な気持ち。「コスプレするアナウンサー」宇垣美里の胸の内
「自分らしく生きる」ということは、かんたんなようで難しい。フリーアナウンサーとなり、次のステップへと歩みはじめた宇垣美里から見えている世界は、もしかしたら私たちとは少しだけ違うのかも。
宇垣さんが大好きなメイキャップや、時々公開しているコスプレについて、胸の内にはどんな想いがあるのか。自身の言葉で綴っていただきました。
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初めてコスプレをしたのは1年くらい前のこと。レギュラー出演していた番組の企画で「魔法少女まどか☆マギカ」の主人公・鹿目まどかの恰好をした。
放送翌日のネットニュースを見て、「あれ、もしかしてこれ結構珍しいことしちゃったの私……?」と気づいた時には後の祭り。
それ以降、よくも悪くも「コスプレするアナウンサー」というイメージを持たれるようになった。
仕事で4~5回しただけなので、「コスプレの秘訣は?」なんて質問されると、あまりの申し訳なさに胃がよじれる思いでいっぱいになる。
本当にコスプレを極めて楽しんでいる方々の気分を害してないといいのだけれど……と不安はつきない。
ただその少ない経験で話すとすれば、自分ではない何者かになるその快感というのは独特なものがあると思う。
中でもKATEのイベントで行ったような、特定の作品やキャラクターではない、抽象的なコスプレが私は好きだ。
魔女や妖精や、人間ならざるものになりきれば、普段の自分からは生まれてこないような眼差しや表情の写真が撮れて、「これって本当に私……なのかしら?」とびっくりしてしまうことも多い。
そんなまだ見ぬ自分に憧れて、またコスプレに挑戦するのだろうな。
[via:ViVi]
https://www.vivi.tv/post61635/