田中みな実の写真集が築いた功績
発売前は、批判の声も多かった田中みな実さんの写真集。
しかしフタを開ければ、『オリコン年間BOOKランキング2020』の写真集部門で1位を獲得。
同ランキングが集計した売り上げ部数も累計50万部を突破して写真集部門で歴代1位を記録し、多くの注目を集めることとなりました。
この成功は、現在続く30代女性芸能人の写真集ブームのきっかけになっている。
理由は3つあります。
1つは、写真集を販売することで新たなファン層の獲得につながるという前例ができたことです。
田中さんは写真集発売によって男性ファンだけでなく美意識の高い女性ファンをもガッチリつかみ、現在の美容インフルエンサーとしての立ち位置を確固たるものにしました。
写真集で魅力を遺憾なく発揮することで、新しいキャラ付けができる。そうした狙いから本来はセクシーさを前に出さなくても十分やれるのに、あえて戦略的に出している人たちはいるのではないでしょうか。
2つめは、“ヘルシーなセクシーさ”は年代に関係なく歓迎されるという事実です。
田中みな実さんであれば、自身もかなりこだわりぬいたと公言していたヒップラインが話題になりました。
本来であれば“エロ”の一言で片付けられてしまいがちな要素です。
しかしそれも見せ方によっては“ヘルシーなセクシー”として表現でき、そして歓迎されるという事実があの写真集にはありました。
3つめは、良くも悪くも話題を取れるという良さでしょう。
木下優樹菜さんや鈴木奈々さんといった意外な人物の写真集は話題の大きさに差はありますが、どちらも注目を集めました。
タレントとしての活動は今や「話題づくりをどうするか」が重要です。写真集販売という選択はある意味、当たり前すぎて見逃していたチャレンジと言えるのかもしれません。
こうして振り返ると、実は写真集販売というのはきちんと売らなくてはいけないリスクこそあれど、チャレンジ自体はタレントにとって良い側面のほうが多いように思います。
[via:女性自身]
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2079832/